この記事では、「日の目を浴びる」と「日に目を知る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「日の目を浴びる」とは?
今まで日陰に隠れていて見えなかった名前も存在すら知られていなかった人が、急に注目されることを「日の目を浴びる」【ひのめをあびる】といいます。
まるで、名前も知られていない人が地域に貢献する行動したとき、急に周囲から着目されることを意味する言葉です。
このように、新聞やテレビで活動が取り上げられては多くの人の好奇心を集め、人気者となるという意味があります。
「日に目を知る」とは?
今まで埋もれていたものが、急に世の中の人に知られて注目されることを「日に目を知る」【ひにめをしる】といいます。
日が経つにつれて人々から注目されるところに焦点を当てている言葉です。
時間が経つに連れて作品の魅力が増し、人々に知られるところになるという意味があるわけです。
このように、才能を中心に考え方や研究結果など埋もれていたものが月日と共に改めて注目を浴びます。
「日の目を浴びる」と「日に目を知る」の違い
「日の目を浴びる」と「日に目を知る」の違いを、分かりやすく解説します。
死んでからメディアに取り上げられたことで芸術家や音楽家が注目を浴びて作品が売れたり、未発表であった遺作も有名人が取り上げたのがきっかけとなり、初めて世の中に出て人気を集めることを「日に目を浴びる」といいます。
もう一方の「日に目を知る」は埋もれていた才能や結果が時代を経て世の中に出て、多くの人を魅了するという意味があるのです。
「日の目を浴びる」の例文
・『音楽家がこの世を去った100年後に日の目を浴びた』
・『彼女の研究結果は時代を超えてやっと日の目を浴びる』
「日に目を知る」の例文
・『残された遺族により、彼の才能がやっと日に目を知る』
・『日本画家の類まれな発想が時を経て日に目を知る』
まとめ
かなり似ている言葉ですが、「浴びる」と「知る」の違いにより使い方も異なってきます。
どのような場面でどう使えばいいか知り、誰がどう注目されるようになったか伝えてみましょう。