「コンプライアンス」と「ガバナンス」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「コンプライアンス」と「ガバナンス」の違いとは?違い

「コンプライアンス」「ガバナンス」はそれぞれ何を意味しどのような違いがあるのでしょうか。

この記事では、「コンプライアンス」「ガバナンス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「コンプライアンス」とは?

「コンプライアンス」とは、「法令遵守」を意味する言葉です。

規則やルールに従い正しく守ることを指します。

本来は法令、つまり法律や条例など公的な決まりを守ることを意味しますが一般的には会社のルールや行動基準など私的なルールも含め決まり事全般を尊重して守ることを表す意味で使われています。


「ガバナンス」とは?

「ガバナンス」とは、「統治」を意味する言葉です。

人や場所などを構築した仕組みで支配し統制することを指します。

国家においては国家による支配体制そのものが「ガバナンス」です。

一般的には組織レベルでの統治に対して用いられることが多く、企業が自社の社員や活動をきちんと管理し掌握することを「コーポレートガバナンス」と表現します。

必ずしも強権的な支配を意味するのではなく、組織の活動を上層部がきちんと掌握しコントロールすることを「ガバナンス」といいます。


「コンプライアンス」と「ガバナンス」の違い

「コンプライアンス」「ガバナンス」の違いを、分かりやすく解説します。

「コンプライアンス」が規則を守ることを意味するのに対し「ガバナンス」は組織に統治こを意味する、という違いがあります。

組織の構成員に「コンプライアンス」を徹底させるため組織として管理する行為が「ガバナンス」です。

「コンプライアンス」は個人に対しても使いますが「ガバナンス」は個人には使わず支配体制が成立する組織や集団に対してのみ使う、という違いでも区別できます。

「コンプライアンス」の例文

・『コンプライアンスを尊重する』
・『コンプライアンス違反を指摘する』

「ガバナンス」の例文

・『ガバナンスを徹底する』
・『ガバナンスに緩みが見られる』

まとめ

「コンプライアンス」「ガバナンス」は混同しやすい言葉ですが明確に意味が異なります。

それぞれの意味を正しく理解して使い分けてください。

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