この記事では、「お口添えいただけないでしょうか」と「ご紹介いただけませんでしょうか」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お口添えいただけないでしょうか」とは?
「お口添えいただけないでしょうか」とは、「自分の面している問題に対して、第三者である相手に助言して欲しいとお願いする丁寧な表現」です。
ものごとがうまく運ぶように、力を持っている人に、横から意見を言って働きかけて欲しいことを表します。
「お口添えいただけないでしょうか」の言葉の使い方
「お口添えいただけないでしょうか」は、ビジネス用語として使われます。
「お口添え」の「お」は尊敬語の接頭辞、「口添え」は「横から言葉を付け加えてとりなすこと」という意味、「いただけない」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形に、打消しの意味の助動詞「ない」が付いた語、「でしょうか」は丁寧語「です」の未然形「でしょ」に、推量の意味の助動詞「う」、疑問の意味の終助詞「か」が付いた語、全体で「横から言葉を付け加えてとりなしてもらえないだろうか」の敬語表現になります。
基本的に、相手に問題解決の手助けをして欲しい時に使われます。
「ご紹介いただけませんでしょうか」とは?
「ご紹介いただけませんでしょうか」とは、「相手が良く知っていて、自分が知らない人や物を、仲に入って引き合わせて欲しいとお願いする丁寧な表現」です。
知らない人が直接声をかけられない人や、行けない場所などを、仲介して欲しいことを表します。
「ご紹介いただけませんでしょうか」の言葉の使い方
「ご紹介いただけませんでしょうか」は、ビジネス用語として使われます。
「ご紹介」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「紹介」は「未知の人どうしの間に入って引き合わせること」「知られていない物事を世間に広く教え知らせること」という意味、全体で「直接行動できない人や物の中継ぎをしてもらえないだろうか」の敬語表現になります。
基本的に、相手に自分と対象となる人や物との仲介をしてほしい時に使われます。
「お口添えいただけないでしょうか」と「ご紹介いただけませんでしょうか」の違い
「お口添えいただけないでしょうか」は「横から言葉を付け加えてとりなしてもらえないだろうか」の敬語表現、相手に問題解決の手助けをして欲しい時に使われます。
「ご紹介いただけませんでしょうか」は「直接行動できない人や物の中継ぎをしてもらえないだろうか」の敬語表現、相手に自分と対象となる人や物との仲介をしてほしい時に使われます。
まとめ
今回は「お口添えいただけないでしょうか」と「ご紹介いただけませんでしょうか」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。