この記事では、“took”と“take”の違いを分かりやすく説明していきます。
「took」とは?
“took”は“take”の過去形です。
過去形とは、現在よりも前の時点を表すために使用される言葉です。
日本語の場合、現在を表すときと過去を表すときでは、動詞の形が変わります。
たとえば、「食べる」という動詞の場合は、現在を表すときには「食べる」、現在それをやっているなら「食べている」になり、過去を表すときには「食べた」となります。
動詞の形を見れば、それが現在のことなのか、過去のことなのかわかるのです。
英語もこれと同じで、現在を表すときと過去を表すときでは、動詞の形が変わります。
“took”は“take”が意味することを過去の形で表したいときに使用する言葉です。
つかんだ、引き受けた、移動させた、受け取ったなどの意味になります。
「took」の使い方
現在よりも前の時間の動作を表すときに使用します。
「take」とは?
“take”の主な意味は6つです。
1つめは、人が手でつかみ取るです。
手の指を折り曲げて、物を握ることを指しています。
たとえば、テーブルにあるリモコンをつかみ取る、川で泳いでいる魚をつかみ取るなどを表しています。
2つめは、手でつかんで移動させるです。
1つめの意味はつかむだけでしたが、2つめの意味はつかんだ後に移動をさせる意味が含まれています。
たとえば、テーブルにあるリモコンをつかんでテレビ台に移動させるなどを、この言葉は表しています。
3つめは、体内に取り込むです。
食べ物や飲み物を口に含んでから、のどをごっくんとさせると、体の中に入っていきます。
こういったことを指しています。
4つめは、責任を引き受けるです。
“take”には、手でつかんで自分のものにするという意味があります。
そこから意味が広がって、責任を自分のものにする、つまり責任を引き受けるという意味になります。
5つめは、感情や見解を受け取るです。
ある人が別の人に対して「素敵だね」といってくれました。
この言葉からは好意を感じることができます。
言葉を受け取った人は、相手の好ましい気持ちを受け取ったといえるでしょう。
6つめは、時間や労働などを必要なものとして取るです。
食事をするには、そのための時間が必要です。
その時間を確保することを、時間を必要なものとして取るといいます。
「take」の使い方
複数の意味がありますが、どれも「自分のものとする」という意味が含まれています。
物、時間、感情などを自分のものにすることについて使用します。
「took」と「take」の違い
2つの言葉は、意味は同じで、指している時間が異なります。
今よりも前の時点を表す言葉が“took”で、今のことを表す言葉が“take”です。
まとめ
意味は同じ言葉なのですが、示している時間に違いがあります。
今よりも前のことなのか、今のことなのかという点が違う言葉です。