この記事では、「踏んだり蹴ったり」と「一難去ってまた一難」の違いを分かりやすく説明していきます。
「踏んだり蹴ったり」とは?
「踏んだり蹴ったり」とは、「何度も重ねて災難をこうむることのたとえ」という意味です。
嫌なことや辛いことなど、災難が次々に身にふりかかり、精神的に参ってしまう様子を表します。
「踏んだり蹴ったり」の言葉の使い方
「踏んだり蹴ったり」は、ことわざとして使われます。
由来ははっきりしていませんが、人が「踏まれたと思ったら蹴られる」というひどい目に遭う様子から、「何度も重なってひどい目にあうことのたとえ」として使われています。
下で紹介する「一難去ってまた一難」の類語ですが、「踏んだり蹴ったり」は、災難が一度に重なって起きるニュアンスで使われます。
「一難去ってまた一難」とは?
「一難去ってまた一難」とは、「一つの災難が過ぎてほっとする間もなく、また次の災難が起きること」という意味です。
ひとつの嫌なことが終わったと思ったら、またすぐに違う災難に見舞われることを表します。
「一難去ってまた一難」の言葉の使い方
「一難去ってまた一難」は、ことわざとして使われます。
「一難」は「ひとつの災難」という意味、「ひとつの災難がやっと終わったと思ったら、間を置かずにすぐに次の災難が起きること」として使われています。
こちらは、ひとつずつ順番に悪いことが起きる様子に使われます。
「踏んだり蹴ったり」と「一難去ってまた一難」の違い
「踏んだり蹴ったり」は「何度も重なってひどい目にあうことのたとえ、一度に複数の災難が起きるニュアンス」です。
「一難去ってまた一難」は「ひとつの災難がやっと終わったと思ったら、間を置かずにすぐに次の災難が起きること」です。
まとめ
今回は「踏んだり蹴ったり」と「一難去ってまた一難」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。