「睨み」と「睥睨」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「睨み」と「睥睨」の違いとは?違い

この記事では、「睨み」「睥睨」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「睨み」とは?

鋭い目つきで威嚇して、相手を黙らせる行為を「睨み」【にらみ】といいます。

生意気と感じる年下に対し、年上が「睨み」を利かせて威圧し、反抗的な言動を控えさせるのです。

また、反抗的な態度を見せる生徒に対し、教師が手を出さずとも怒りを込めた目つきにより反省させます。

このように、相手を反抗させないよう力量によって黙らせたり、態度を直させるのです。


「睥睨」とは?

小説において文章を書くときに使われている言葉が「睥睨」【へいげい】であり、周囲を強く威圧しては黙らせるために行なう行為を表す言葉です。

それほど周囲を鋭い視線で睨みつけ、心理的に「怖い」と感じさせては反抗しないように黙らせます。

とくに、集団に囲まれた人が隙を見せず、自分はそう簡単には怯まない気持ちを目つきで周囲を伝えられる言葉です。


「睨み」と「睥睨」の違い

ここでは「睨み」「睥睨」の違いを、分かりやすく解説します。

怒りに満ち溢れた鋭い目つきで相手を威嚇するときに見せるのが「睨み」です。

「睥睨」よりも1対1での対戦の際に見せて威嚇するときよく使われています。

もう一方の「睥睨」は睨む行為で周囲から襲われないよう威圧するのです。

「睨み」よりもかなり眼力が強く出た状態であり、横目で左右から襲って来る者を威嚇しては恐怖を与えるほどの睨み方を意味します。

「睨み」の例文

・『真面目な弟が睨みを利かせる姿ほど怖いものはない』
・『姉の睨み一つで、暴走族を威嚇しては退散させた』

「睥睨」の例文

・『迫り来る不良の団体に睥睨して見せる彼氏に惚れ直す』
・『悪評高い地上げ屋に睥睨で挑む父の姿はたくましい』

まとめ

同じように人を目で威嚇するときに見せる行為を指す言葉ですが、「睨み」よりも迫力を感じさせて周囲を威圧するときは「睥睨」を使うといいでしょう。

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