この記事では、「他人行儀」と「よそよそしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「他人行儀」とは?
「他人行儀」とは、他人に対するように打ち解けない様子を意味します。
実際には親しい間柄にも関わらず、他人のように一歩引いたような接し方を行うこと、よそよそしく振舞うことを「他人行儀」と言います。
「他人行儀」を「他人」と「行儀」に分けた場合、「他人」は自分以外のほかの人になりますが、一般的には家族や親戚以外の人を「他人」と言います。
また、「行儀」には礼儀の面からみた立ち居振る舞いといった意味があり、「他人行儀」は決して無礼な行いではありません。
「よそよそしい」とは?
「よそよそしい」とは、隔てがましく冷淡なこと、親しみがないことを意味する言葉です。
漢字で書くと「余所余所しい」となり、この「余所」には、他のところ、自分の家以外のところ、自分には直接関係のないこと、といった意味があります。
そのため、「よそよそしい」は、どこか冷たいイメージがある言葉になります。
「他人行儀」と「よそよそしい」の違い
「他人行儀」と「よそよそしい」の違いを、分かりやすく解説します。
「他人行儀」と「よそよそしい」は似たような意味を持つ言葉です。
どちらも、相手に対し一歩引いたような態度を取ることを意味します。
そのうえで、「他人行儀」には冷たいといった意味はありませんが、「よそよそしい」には冷たいといった意味があり、その点に違いがあります。
「他人行儀」の例文
・『うちの嫁は今でも他人行儀な態度を取ります』
・『反抗期の娘が他人行儀な態度を取って来るので、少し親としては寂しいです』
「よそよそしい」の例文
・『急に彼女がよそよそしい態度を取るようになったと思った途端、フラれました』
・『私が何か嫌われることをしたのか、急に彼の態度がよそよそしくなりました』
まとめ
「冷たい」といった意味を含むか、含まないか。
その点に2つの言葉の違いがあります。