「多種多様」と「多様性」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「多種多様」と「多様性」の違いとは?違い

物事の数や状態が多いことを表す言葉には「多種多様」「多様性」があります。

この記事では、「多種多様」「多様性」の違いを分かりやすく説明していきます。

「多種多様」とは?

「多種多様」とは物事の種類や数、性質、状態、現象が様々であることを表す言葉です。

「多種多様」に使われている「多種」は種類が多いことを示す言葉であり、「多様」は状態などが色々なことを示す言葉としてそれぞれ単独でも使うことが可能です。

「多種多様」は物理的な対象以外にも、人の性格や趣味などが様々であることを表す時にも使います。


「多様性」とは?

「多様性」とは特定の集団の中に異なる特性や特徴を持つ人が存在することを表す言葉です。

「多様性」の中にいる異なる人々は基本的に平等に扱われることが望ましいとされており、この概念は現代において様々な国や地域で取り入れられています。

「多様性」は英語で「タイバーシティ」と呼ばれており、様々な特性や特徴を持つ人が分け隔てなく暮らせる社会を目指す概念として有名です。

「多様性」の反対語は「画一性」であり、こちらは集団内が均一であることや、一様に揃えることを表す言葉です。


「多種多様」と「多様性」の違い

「多種多様」は物事の数や状態が多いことを表す言葉であり、様々な場面で使われています。

「多様性」「ダイバーシティ」とも呼ばれる言葉であり、現代社会では様々な人々が公平に暮らせる社会や集団を目指す概念や目標としてこの言葉が使われています。

「多種多様」の例文

・『海には多種多様な生物が存在しています』
・『その格闘技イベントには多種多様な選手が出場している』

「多様性」の例文

・『生物の多様性を守るために、様々な対策が必要です』
・『多様性に配慮した社会を作るために、政府は様々な会議を開いています』

まとめ

「多種多様」は数や状態が多いことを表す言葉であり、「多様性」は特性や特徴を持った人々が集団内に存在していることを表す言葉です。

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