この記事では、「見ています」と「拝見しております」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見ています」とは?
「見ています」とは、何かを視覚に入れている状態を意味する言葉です。
例えば、「テレビを見ています」の場合、テレビを現在視聴中だということを意味します。
また、「いつも、見ています」の場合は、テレビなどに映る有名人を見ている意味や知人など身近な人に対しては、その人に対し何か心配ごとがある場合、いつも気にしていることを意味しています。
「拝見しております」とは?
「拝見しております」の「拝見」には、謹んで見ること、といった意味があり、見ることをへりくだっていう言葉になります。
つまり、「拝見しております」は「見ています」の謙譲語です。
へりくだった言い方をすることで相手への敬意を表す表現方法が謙譲語となるため、目上の人や取引先などに対し適した表現方法になります。
例えば、「御社のCMをいつも拝見しております」の場合、相手の企業が放送するCMをいつも見ているということを謙譲語で丁寧に伝える表現方法になります。
「見ています」と「拝見しております」の違い
「見ています」と「拝見しております」の違いを、分かりやすく解説します。
「見ています」と「拝見しております」は同じ意味を持つ言葉です。
そのうえで、「見ています」の謙譲語が「拝見しております」になるといった関係があります。
そのため、友人や知人など身近な人に対しては「見ています」を使用し、「目上の人や取引先などに対しては「拝見しております」を使用するといった違いがあります。
「見ています」の例文
・『私は、今、子どもの頃のアルバムを見ています』
・『あなたが書いた書類を見ています』
「拝見しております」の例文
・『いつも、拝見しております』
・『今、ご提出頂いた書類を拝見しております』
まとめ
以上のように、「見ています」の謙譲語が「拝見しております」になります。