「意気軒昂」と「意気揚々」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「意気軒昂」と「意気揚々」の違いとは?違い

「意気軒昂」「意気揚々」はいずれも「意気」という言葉が使われていますが、それぞれに意味の違いはあるのでしょうか。

この記事では、「意気軒昂」「意気揚々」の違いを分かりやすく説明していきます。

「意気軒昂」とは?

「意気軒昂」「いきけんこう」と読む言葉で、「意気込みや意欲が強い」「威勢や元気がよい様子」を表します。

「意気」には「積極的な気持ち」「意気込み」という意味があり、「軒昂」には「意気が高く気力に満ち溢れている状態」という意味があります。

「意気軒高」と記される場合もあります。


「意気揚々」とは?

「意気揚々」「いきようよう」と読む言葉で、「得意げにふるまう様子」「誇らしげにふるまう様子」を示します。

「意気」は前述の通り「積極的な気持ち」「意気込み」という意味があり、「揚々」については「得意げな様子」「誇らしげな様子」という意味が含まれています。


「意気軒昂」と「意気揚々」の違い

次に、「意気軒昂」「意気揚々」の違いを分かりやすく解説します。

「意気軒昂」「意欲が高い」「威勢がよく元気がある」といった様子を示します。

ポジティブな意味合いが強く、気合を入れたり、誰かを激励したりする際に使用されることの多い言葉です。

また、相手を褒める時に用いられることもあります。

一方、「意気揚々」「得意げにふるまう様子」「誇らしげにふるまう様子」を表します。

「意気揚々」も前向きな意味合いがある言葉ですが、「自慢したい気持ち」が伴っていることが特徴的です。

勝負事などに勝ったり、良い結果を出したりといった場面で使用されます。

「意気軒昂」の例文

「意気軒昂」「意気込みが強い」「威勢や元気が良い」状態を表す言葉で、人や自分を元気づけたり、褒めたりする際に用いられます。

ビジネスや教育など様々な場面で使用できる言葉です。

・『今年も意気軒昂たる気持ちで挑んでまいります』
・『意気軒昂とした姿勢で新しい業務に取り組んでいこう』
・『新プロジェクトを成功させるために、社内でも特に意気軒昂な面々が集められた』

「意気揚々」の例文

「意気揚々」「得意げな様子」「誇らしげな様子」を表現する言葉で、何かに勝利した場合や、良い結果を出した場合に使用します。

こちらも日常の幅広いシーンで使われている言葉です。

・『試合に勝った息子は意気揚々と帰宅してきた』
・『超難解といわれる数式を解いた教授は、意気揚々と取材に応じていた』
・『コンテストでグランプリに輝いた彼女は、いつもにも増して意気揚々としていた』

まとめ

「意気軒昂」「意気揚々」は混同しそうになる言葉ですが、細かな意味に違いがあることが分かります。

両者の違いや用法を理解して、状況に応じて適切に使い分けられるようになりましょう。

ぜひ参考にしてください。

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