この記事では、「来訪者」と「訪問者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「来訪者」とは?
「来訪者」とは遠くから訪ねてきた人です。
来訪という言葉に遠くから訪ねてくるという意味がありますが、言葉としての来訪者は訪ねられた側に訪ねてきた人になんらかの用事があって、その相手が来た場合に使われます。
その場合相手が本当に遠いところから来ているかどうかは問いません。
わざわざ自分のところに訪ねてきてくれたことを感謝して来訪という言葉を使っています。
日常的には遠くから人が訪れてくることより自分が相手に来てくださいと頼んだ人が訪れる機会の方が多いので、来訪者という言葉も多くの場合自分が用があるのに相手から来てくれた人という意味で使われがちです。
「訪問者」とは?
「訪問者」とはいずれかの場所を訪ねてきた人です。
訪問には遠くから来たか近くから来たかという意味は含みません。
また訪れる側に用事があったから来たのか、訪れられる側が訪れる側に用事があったから来たのかも問わず、人が訪ねてきた場合には汎用的に使える言葉と言えます。
ただしビジネスシーンでは自分が用があるけれど相手から訪ねてきてくれた場合は来訪者と呼ぶので、必然的に相手の方から自発的に訪ねてきた人を指す言葉として使われます。
「来訪者」と「訪問者」の違い
「来訪者」と「訪問者」の違いを、分かりやすく解説します。
遠くから訪ねてきた人や自分が呼んで訪ねてきてくれた人が「来訪者」で、いずれかの場所や人を訪ねてきた人が「訪問者」です。
「来訪者」はわざわざ訪ねてきてくれた人という感謝の意味合いを含めて使われますが、「訪問者」は特に意味合いを含まず汎用的に使われます。
まとめ
訪ねてきた人にわざわざ訪ねてきてくれた人という感謝の意味合いを含めた表現が「来訪者」で、一般的かつ汎用的に指す言葉が「訪問者」と言えます。
ビジネスシーンなどの言葉遣いに礼儀が重要な場面では自分から呼んで来てもらった人には「来訪者」、自分が呼んだのではなく相手から自発的に来た人なら「訪問者」と使い分けるといいでしょう。