世の中には愛は「与える」ものか「与えられる」ものかなどという議論が常にされていますが、今まで様々な考えが展開されてきました。
それでは、この「与える」とはどういう意味でしょうか。
また、「与えられる」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「与える」と「与えられる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「与える」とは?
「与える」とは、英語の「give」に相当する単語で、誰かに何かをあげるという意味の言葉です。
あげるものは有形でも無形でも構いません。
それに対して見返りが求められる場合もあります。
「与えられる」とは?
「与えられる」とは、英語の「given」に相当する単語で、誰かから何かをもらうことを表す言葉です。
それが自分にとっての糧になる場合も役に立たない場合もあります。
「与える」と「与えられる」の違い
「与える」と「与えられる」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、一般的に頻繁に使われる「give」と「given」の違いとして明確なようですが、違いはどこにあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、自分が行うのが「与える」であり、自分が行わないのが「与えられる」ということになります。
この違いは簡単なようで実はかなり深いサブジェクトです。
自分が行動するにあたっては、その動機となる感情が必要ですし、与えるものが必要で、与える機会も必要です。
それに対して「与えられる」のは何の準備もいりません。
実は この2つは分けては考えられないもので、ただ「与える」のも、ただ「与えられる」のも不十分であることは多くの人が気づいているでしょう。
「与える」の例文
・『人にものを「与える」ことは自分にとっても必ず返ってきます』
・『愛は「与える」だけではないということを、もう一度考える必要があります』
「与えられる」の例文
・『「与えられる」だけで満足していると、そのうち誰にも見向きされなくなります』
・『愛は「与えられる」だけではないということを、もう一度考える必要があります』
まとめ
この記事では、「与える」と「与えられる」の違いを、解説してきました。
ここまで解説してきたように、この2つの違いを論じることは単に言葉の違いだけではなく、その人個人の考え方とか哲学や宗教にも踏み込んでいくことになります。
したがって、この機会にそれぞれの人が自分の考えをもう一度見つめて見るというのが良いのではないでしょうか。