予想していたことは、その通りだったかことがわかった時によく使われる表現として「やっぱり」というものがあります。
多くの場合は元々の意味などは考えることなく使われています。
それでは、この「やっぱり」とはどういう意味でしょうか。
また、「やっぱし」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「やっぱり」と「やっぱし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「やっぱり」とは?
「やっぱり」とは、主に2つの意味として使用されます。
1つは思っていたことがその通りであった時にそのことを強調する場合、そしてもう1つは思っていたことと違うことがわかった時にも同じように使われます。
元々は「やはり」からきていて、じっとしているという古語から来ていると言われています。
「やっぱし」とは?
「やっぱし」とは、前述の「やっぱり」あるいは「やはり」のかなりカジュアルな言い方で、多くは口語として使用されます。
同様なカジュアル語としては「やっぱ」もあります。
「やっぱり」と「やっぱし」の違い
「やっぱり」と「やっぱし」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、思っていたことが的中していたような時に使われる強調の意味の言葉であることは同じですが、若干ニュアンスが違い、使われるシチュエーションが違います。
この2つの違いを簡単に説明するなら、誰でも普通に使うのが「やっぱり」であり、かなりカジュアルな言い方で、親しい間柄の人たちにしか使用しないのが「やっぱし」ということになります。
「やっぱし」という言い方には、ただカジュアルなだけではなく、自分の頭脳レベルが低く見られる可能性もあるので、使用する場合には気を付ける必要があります。
「やっぱり」の例文
・『思ったとおり、「やっぱり」このドリンクはおいしいですね』
・『今日は休みなので、出かけようと思っていましたが、「やっぱり」家で過ごすことにしました』
「やっぱし」の例文
・『「やっぱし」海は広いよな』
・『友達の家でゲームするつもりだったけど、「やっぱし」やめるわ』
まとめ
この記事では、「やっぱり」と「やっぱし」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、このような言葉は元々の意味があって、それがベースになって今の使い方が定着しています。
したがって、その辺りの情報を知っているのと知らないのでは、言葉の使い方の深みという部分で大きな違いが出てくるでしょう。