この記事では、「絵に描いた餅」と「絵空事」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「絵に描いた餅」とは?
計画内容が悪くないと感じても、中身がどうも現実的ではないと思う際に使う言葉を「絵に描いた餅」【えにえがいたもち】といいます。
元々は机の上に描いた食べ物は掴んで食べられないという意味からきている言葉であり、このようなところから人間にとって使えない企画や提案を指すようになりました。
とくに、現実味が感じられない、アイデアに関しては実現すら考えられない場合に使う言葉です。
「絵空事」とは?
計画の中身が金銭的や時間的に無理と感じる内容であるため破綻していると思う際に使う言葉が「絵空事」【えそらごと】です。
絵というものは色や形を変えて描いたり、実際のものとは違っているのに美化するところがまるで現実的ではなく、かけ離れたと感じるとき使います。
使い方は、「この本は絵空事だ」とあまりにも有り得ない世界が描かれている内容であると指摘します。
「絵に描いた餅」と「絵空事」の違い
「絵に描いた餅」と「絵空事」の違いを、分かりやすく解説します。
現実味がまるで感じられないと思う企画や提案を「絵に描いた餅」といいます。
人に認められないと思う無理がある提案や、達成できない目標は最初から考えないと相手に伝えるとき使う言葉です。
もう一方の「絵空事」は理想や夢、計画といったものがあまりにも現実的ではないと思うときに使って茶化します。
反対に、実現しそうであれば「彼の夢は絵空事にはならないだろう」と使うわけです。
「絵に描いた餅」の例文
・『50階建てビルの屋上に回るプールを作るなど、絵に描いた餅だ』
・『宇宙から食料を地球へ瞬時に届けるなど、絵に描いた餅である』
「絵空事」の例文
・『部下の働きぶりを見ると、20代で出世するのも絵空事ではない』
・『将来は宇宙飛行士になると豪語する祖父の夢は絵空事だ』
まとめ
使い方が似ている言葉を2つご紹介しましたが、意味を深堀して、さらにどう使えばいいか学んでみるのもうまく使いこなせる方法となるでしょう。