この記事では、「丸紅」と「伊藤忠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「丸紅」とは?
丸紅は、まるべにと読むのが正解な言葉です。
創業者が紅は高貴な色であると考え、丸の中に紅の文字を入れた暖簾を使用していた事から、丸紅と名付けられました。
そんな丸紅は丸紅株式会社を略した言葉であり、東京都千代田区大手町に本社を置く芙蓉グループの大手総合商社を表す言葉です。
五大商社の1つであると共に、戦後大建産業が分割された事によって誕生した株式会社となっています。
丸紅は、電力事業や食料事業に強みを持っているのが特徴となっているのです。
「伊藤忠」とは?
伊藤忠は、いとうちゅうと読むべき言葉となっています。
創業者である伊藤忠兵衛の、名前から取って伊藤忠と名付けられたのです。
だからこそ伊藤忠は、東京都港区と大阪府大阪市北区に本社を置いている伊藤忠商事株式会社の略語となっています。
戦後に大建産業が分割された事により生まれた会社の1つで、日本五大商社の1社であると共に、生活消費関連ビジネスに対して強みを持っている会社です。
「丸紅」と「伊藤忠」の違い
丸紅と伊藤忠の漢字表記を比較すると、全然違う漢字が使用されており、読み方も特に似てはいない言葉同士であると直ぐに気付けます。
所が2つの言葉は共に日本五大商社に含まれる会社を表現した言葉であると共に、どちらも大建産業が分割して誕生した会社同士です。
なので創業者は同じ伊藤忠兵衛という人物ですが、現在は別会社となっています。
そのため特徴にも違いがあり、丸紅は丸紅株式会社の略語で東京都千代田区大手町に本社を置いているのです。
一方の伊藤忠は伊藤忠商事株式会社の略で、東京都港区と大阪府大阪市に本社を置いています。
まとめ
2つの言葉には共通する漢字はないものの、どちらも日本の商社を指し示す言葉です。
それ所か両者は共に戦前は大建産業と呼ばれていて、その会社が分割して出来た会社であるため、創業者も同じとなっています。
ただし現在は別会社で、丸紅は丸紅株式会社を略した言葉で、芙蓉グループの大手総合商社です。
対する伊藤忠は、伊藤忠商事株式会社の略語であり、生活消費関連ビジネスに強みがある大手総合商社となっています。