まんがなどでもおなじみで、ぬぼっとした外観と巨大さで有名な動物に「カピバラ」というものがあります。
それでは、この「カピバラ」とはどういう意味でしょうか。
また、見た目が似ている「ビーバー」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「カピバラ」と「ビーバー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カピバラ」とは?
「カピバラ」とは、大きく分けると、大きな前歯を持つネズミの仲間である「齧歯類(齧歯目)」に属する動物であり、日本語では「鬼天竺鼠」と呼ばれています。
南アメリカの水辺で生活し、齧歯類のなかでは世界最大の大きさになります。
「ビーバー」とは?
「ビーバー」とは、大きな前歯を持つネズミの仲間である「齧歯類(齧歯目)」に属する動物であり、日本では「海狸」と呼ばれています。
大きく分けるとアメリカビーバーとヨーロッパビーバーにわけられ、それぞれ北部の河川や池などで生活しています。
「カピバラ」と「ビーバー」の違い
「カピバラ」と「ビーバー」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つの動物は「齧歯類」というネズミの仲間の大きなくくりであることから、大きさも1mくらいで、なんとなく見た目も似ていますが、分類上も生態も全く違う生き物です。
前述のように、「カピバラ」はテンジクネズミ科、「ビーバー」はビーバー科に属しますが、この2つは齧歯類のベースの3つの区分の2つであり、その差はかなり大きいといえます。
また、「カピバラ」の尻尾が短いのに対して、「ビーバー」の尻尾は長くでよく動くのも見た目の違いです。
そして、生態としてのもっとも大きな違いは、「ビーバー」が、ダムなどを作って生活空間の周りの環境を変えることができるという部分でしょう。
この習性は人間以外では唯一といわれています。
まとめ
この記事では、「カピバラ」と「ビーバー」の違いを、解説してきました。
この2つの動物は、見た目の可愛さだけではなく、その行動のユニークさなどから、日本でも多くの動物園で飼育されており、子供などに人気があります。