この記事では、「開けっ放し」と「ざっくばらん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「開けっ放し」とは?
開けっ放しとは、心のうちや物事などを包み隠さない様子のことをいいます。
ありのままの姿を見せるという意味があります。
また、開けっ放しは扉や戸、窓などを開けたままにしておくことを指したりもします。
「開け放し(あけはなし)」の音が変化して「開けっ放し」となりました。
「ざっくばらん」とは?
ざっくばらんとは、気取ったり隠し事をしたりしないで心のうちをさらけ出すことをいいます。
素直に心情を表現する様子を表していて、人柄を表す時に用いられる言葉です。
ざっくばらんの語源は「ざっくり」と「ばらり」という擬態語にあります。
心の殻をざっくり破り、ばらりと捨てることからざっくばらんという言葉が生まれました。
江戸時代に誕生したといわれています。
「開けっ放し」と「ざっくばらん」の違い
開けっ放しもざっくばらんも、心のうちを隠したりせずにさらけ出すことを表す言葉です。
どちらも人柄や性格を表す言葉として用いられています。
ただし、開けっ放しには扉や戸、窓などを開けたままにしておくという意味もあり、どちらかというと扉などを開けておくという意味で使われることが多いです。
「開けっ放し」の例文
・『彼女は開けっ放しな性格なので、すぐに人と打ち解けられる』
・『外出する時、窓が開けっぱなしになっていることに気付かなかった』
・『換気のためにしばらく窓を開けっぱなしにしておいて欲しい』
「ざっくばらん」の例文
・『彼女はざっくばらんな人なので、毒舌といわれてしまうこともある』
・『テーマについてざっくばらんに話し合いましょう』
・『彼はざっくばらんな人なので、気楽に付き合える』
まとめ
開けっ放しもざっくばらんも、心のうちを隠したりせずにさらけ出すことをいいます。
開けっ放しには扉や戸、窓などを開け放しておくという意味もあります。