この記事では、「懐古厨」と「老害」の違いを分かりやすく説明していきます。
「懐古厨」とは?
「懐古厨」は「かいこちゅう」と読みます。
意味は「『昔はよかった』と嘆き、ネット上で発言を繰り返す人のこと」です。
高齢者ではなく、若者たちが、ネット上で過去の良き時代などを懐かしみ、現在を否定することを表します。
「懐古厨」の言葉の使い方
「懐古厨」は、ネットスラングとして使われます。
「懐」は「なつか(しい)」とも読み「胸中にいつまでも思いをいだく」という意味、「古」は「ふる(い)」とも読み「過ぎ去ったむかし」という意味、「厨」は中学生を見下す「ちゅう」、または「中毒」を意味するネットスラング、「懐古厨」で、「過ぎ去った昔にいつまでも思いを寄せる幼稚で迷惑な人」になります。
基本的に、アニメやアイドルなどで昔の作品に思い入れが強く、現在の作品を否定する傾向のある若者に使われます。
「老害」とは?
「老害」は「ろうがい」と読みます。
意味は「社会で権力を持ち、自己中心的な言動で周囲に迷惑をかける高齢者のこと」です。
いつまでも古い考え方にこだわったり、自分の思い通りに人を動かそうとするなどで、世代交代ができない状態を表します。
「老害」の言葉の使い方
「老害」は名詞・形容動詞として「老害だ・である」「老害がはびこる」などと使われます。
「老」は「お(いる)」とも読み「年をとってふける」「年寄り」という意味、「害」は「そこなう」「さまたげる」「邪魔する」という意味、「老害」で「年寄りが権力を持ち、組織の成長を邪魔すること」になります。
基本的に、組織で高齢者がいつまでも古い考え方で、若い人たちを支配することに使われます。
「懐古厨」と「老害」の違い
「懐古厨」は「過ぎ去った昔にいつまでも思いを寄せる幼稚で迷惑な人、という意味のネットスラング」です。
「老害」は「年寄りが権力を持ち、組織の成長を邪魔すること」です。
まとめ
今回は「懐古厨」と「老害」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。