この記事では、「ハッシュドビーフ」と「ビーフシチュー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ハッシュドビーフ」とは?
ハッシュドビーフとは、薄切りにした牛肉と細かく刻んだ野菜をデミグラスソースで軽く煮込んだ料理のことをいいます。
イギリスで生まれた洋食ですが、デミグラスソースで煮込むのは日本に伝わってからです。
よく似た料理にハヤシライスがありますが、ハッシュドビーフとハヤシライスは明確に区別されているわけではありません。
デミグラスソースをベースにしたものがハッシュドビーフで、トマトベースになっているのハヤシライスとして呼び分けたりもしています。
また、ハッシュドビーフをご飯にかけたものをハヤシライスとする場合もあります。
「ビーフシチュー」とは?
ビーフシチューもイギリス発祥の煮込み料理で、大きめに切った牛肉とニンジンやジャガイモ、タマネギ、セロリ等の野菜を煮込んだ料理のことをいいます。
デミグラスソースやトマトピューレなどで味をつけます。
シチューは肉や魚介類、野菜などをスープや出汁で煮込む料理を指しています。
ビーフシチューは日本で、明治時代頃から洋食のメニューとしてレストラン等で提供されるようになりました。
「ハッシュドビーフ」と「ビーフシチュー」の違い
ハッシュドビーフもビーフシチューも、牛肉と野菜をドミグラスソース煮込んだ料理です。
ハッシュドビーフは薄切りの牛肉を使いますが、ビーフシチューは大きめに切った牛肉を使います。
また、煮込む時間にも違いがあり、ハッシュドビーフは軽く煮込むだけです。
それに対してビーフシチューは、長時間煮込んで作ります。
そのためハッシュドビーフには、細かく刻んだ野菜が用いられます。
ビーフシチューは具を食べるのがメインなので、肉も野菜も大きめに切ってあります。
まとめ
薄切りの牛肉を使い軽く煮込むのがハッシュドビーフで、大きめに切った牛肉を使い長時間煮込むのがビーフシチューです。