この記事では、「ひょっとして」と「もしかして」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ひょっとして」とは?
「もしかすると」という意味で使うのが「ひょっとして」です。
「ひょっとして○○先生は癌かもしれない」というように、ある程度の根拠を元に話を展開させるとき使います。
はっきりしたことは言えませんが、顔色も悪く、急に痩せこけた姿を見て過去に自分がそのような状態の人を見たり、話を聞いたことを参考にして感じる気持ちを表すのです。
「もしかして」とは?
相手の表情や行動、顔色を見たとき何か感じるものがあれば「もしかして」と予想する気持ちを伝えます。
「もしかして君は先生の子供かな」と教師に顔が似ていると感じるだけで予想するのです。
また、「もしかして熱があるかもしれない」と自分に違和感を感じるときある程度は予想して、今後は何をすべきか考慮する段階に移ります。
「ひょっとして」と「もしかして」の違い
「ひょっとして」と「もしかして」の違いを、分かりやすく解説します。
驚きの感情を言葉に表して伝えられるのが「ひょっとして」です。
もしかすると午後から突風が吹いて小屋を吹き飛ばすかもしれないと予測したとき、何か起こるだろうとある程度想像が当たりそうな予感がする気持ちを伝えます。
もう一方の「もしかして」は「ひょっとすると」と同じ副詞ですが、驚きを少し抑えた言い方であり、冷静に判断する際に使われている言葉です。
「ひょっとして」の例文
・『雷が鳴っているから、ひょっとして屋根に落ちるかもしれない』
・『ご先祖様が戻られる日なので、ひょっとして姿が見られるかもしれない』
「もしかして」の例文
・『もしかして電気圧力釜の料理予約をしてこなかったかもしれない』
・『冷たい風が吹いてきたので、もしかして大雨になるかもしれない』
まとめ
同じ副詞として使われている言葉ですが、どのように使えば自分が予想した内容を言葉にできるか学び、想像する気持ちを伝えてみるといいでしょう。