日本と米国でニュアンスが違う?この記事では、野球の「ストレート」と「ファストボール」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ストレート」とは?
日本のプロ野球では速球、直球と呼ばれ、文字通りの真っ直ぐな球だと考えていいでしょう。
近年ではメジャーリーグの影響を受けてフォーシームと呼ぶ事も多く見られます。
野球に興味がない方ですと投手が力を込めて投げた変化のしない球だと思われがちだと思われます。
その実定義としては球速が速いものだというのが一般的。
しかし現実的には疲労やフォームの乱れから失投。
右投手の外角への「ストレート」がシュート回転して真ん中へ入り痛打されるといった事例は間々ある事です。
「ファストボール」とは?
日本では80年代末に読売ジャイアンツでプレーしたビル・ガリクソン投手に影響を受けた桑田真澄投手がサンダーボールと名付けたスプリットフィンガーファストボールを使用。
それにより徐々に言葉が浸透し始めたと言っていいでしょう。
基本的にはストレートと同様に変化の少ない速球を指しますが、日本では前述したスプリットフィンガーやムービング、カットなど頭に変化の特徴を現した言葉を付ける事がほとんどです。
野球の「ストレート」と「ファストボール」の違い
「ストレート」と「ファストボール」の違いを、分かりやすく解説します。
基本的にはこの2つの言葉は同じ意味で用いられると言っていいでしょう。
いわゆる球速があり変化の少ない球種の総称です。
米国では直球イコール「フォーシーム・ファストボール」と呼ばれ、その分類も「ファストボール」と「オフスピードボール」に分けられる違いが存在します。
まとめ
「ストレート」と「ファストボール」は同義語ですが、日本では「ストレート」イコール「フォーシーム」と呼称する場合が野球中継では多々使われます。
球速のある変化する球種を「ファストボール」の前に特徴を記して呼称する事が多いと言えるでしょう。
90年代半ばに魔球として一世風靡した“SFF”「スプリットフィンガーファストボール」を皮切りに「ムービングファストボール」が登場。
その後現在の日本球界で三大球種として数えられる「カットファストボール」や「ツーシームファストボール」が言葉として浸透する様になりました。