「表裏一体」と「紙一重」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「表裏一体」と「紙一重」の違いとは?違い

この記事では、「表裏一体」「紙一重」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「表裏一体」とは?

表と裏はぴたりと合わさった上で1枚の表紙となるように、密接な関係であると示す言葉が「表裏一体」【ひょうりいったい】です。

表を裏からしっかり支える紙があるおかげで強度を増し、しっかりした作りになります。

このようなところから、兄弟は「表裏一体」の関係であり、いい刺激を受けつつ勉強を頑張ったり、運動で良い成果を出せるという状況を伝えるとき使うのです。


「紙一重」とは?

あと紙1枚の近さかしかない状態を「紙一重」【かみひとえ】といいます。

本当に僅かな差しかない状況を指す言葉であり、「2人の関係は紙一重」というように、あと少しずれただけで別れる状況になりかねない危機的な状態にあると伝えられるのです。

また、拡散された画像が良い意味で広告になるか、困ったことに使われるかはまさに「紙一重」といった言い方もできます。


「表裏一体」と「紙一重」の違い

「表裏一体」「紙一重」の違いを、分かりやすく解説します。

いつも支え合って生きる夫婦や、刺激し合ってお互いの良いところを高める兄弟姉妹の関係性を表すのが「表裏一体」です。

もう一方の「紙一重」はほんの僅かな近さで繋がっている状態であることを表します。

それだけ2人の間が危うい関係に陥っていると分かるのです。

もう一方の「紙一重」は、良いようになるか、悪くなるのかも少しのずれで変わってくると伝えられます。

「表裏一体」の例文

・『姉妹はお互いに美貌を競い合う表裏一体の関係である』
・『手を繋いで仲良く生活する若夫婦は、表裏一体の間柄だ』

「紙一重」の例文

・『喧嘩する夫婦が別れない理由は紙一重の愛情だけだ』
・『両社の関係はまさに紙一重で繋がっている状況であった』

まとめ

似ているような言葉ではありますが、使い方や意味に違いがあります。

どのように使えば言葉の意味がうまく使えるようになるか学んでみるといいでしょう。

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