この記事では、「虚無感」と「無力感」の違いを分かりやすく説明していきます。
「虚無感」とは?
「虚無感」とはあらゆる物事に対してむなしさを感じることです。
何かを見ても何かをしても何の感情も湧き出ず、何の意味も価値もないと思ってしまうことを指します。
虚しい以外のネガティブな感情すら湧かないことも多いので、ただ単純にネガティブ思考で喜んだり楽しんだりできないという状態というわけでもありません。
毎日の行動に代わり映えがなく余裕がない人などに起こりがちで、同じようなことしかしないのに何の意味があるのかと疑問に思ってしまうのが虚無感です。
「無力感」とは?
「無力感」とは自分のような人間は何をしても意味がない、何をしても無駄だと思いこんでしまうことです。
自分の能力不足で物事に失敗し続けた場合に起きる感情であり、かなり悪化しているネガティブ思考と言えます。
無力感によって何をしても意味がないと考えてしまうのは、自分がそれをしてもうまく行かないと思いこんでいるからであり、それが成功した結果については意味や価値がないとは思っていません。
「虚無感」と「無力感」の違い
「虚無感」と「無力感」の違いを、分かりやすく解説します。
あらゆる物事に対して意味や価値を見出だせないことが「虚無感」で、自分が何をしても意味がないと感じてしまうのが「無力感」です。
「虚無感」は物事やその結果そのものに意味や価値がないと思ってしまっていますが、「無力感」は自分がしてもうまく行かないから無意味で無駄だと思っているだけで、物事やその結果そのものには意味や価値を感じています。
まとめ
行動に意味を感じられなくなるという点だけ見れば「虚無感」と「無力感」は似ていると言えますが、なんで無意味に思っているのか何を無意味に思っているのかがそれぞれ違います。
「虚無感」はその行動自体に意味がないと思ってしまうからそれの結果がどうあれ無意味に感じますが、「無力感」は自分がしても失敗して意味がないから、意味や価値のある行動をしても結果的に無意味だと感じてしまうことです。