この記事では、「年初」と「年始」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年初」とは?
「年初」は「ねんしょ」と読みます。
「年初」は「年のはじめ」という意味があります。
例えば、株式や通貨や、金融商品などの商品が、その年に取引された最高値を記録した場合、「年初来高値」と呼びます。
「年始」とは?
「年始」は「ねんし」と読みます。
「年始」は「年のはじめ」という意味があります。
前年の終わりの頃と、年のはじめの時期を総称して、「年末年始」という言葉にすることが多くあります。
また、「年始」には「新年を祝うことや、新年のあいさつをすること」という意味があります。
そのため、「年始の客」という言葉には、「新年のあいさつ来る客」という意味があります。
「年初」と「年始」の違い
「年初」と「年始」の違いを、分かりやすく解説します。
「年初」と「年始」には、「年のはじめ」という共通する意味があります。
ただし、「年始」は、年が始まってから3日間の、1月1日から1月3日のことを指すことが多いという傾向があります。
「年末年始」の場合は、12月29日から、1月3日の間を指す人がおおいのではないでしょうか。
一方で「年初」の場合は、そのような期間が決まっておらず、「その年に、初めて」なら、「年初」となります。
先述した「年初来高値」は、12月に入ってから、その年の最高値を記録した場合でも、使うことができる言葉となります。
また、「年始」には「新年を祝うことや、新年のあいさつをすること」という意味があり、「年初」にはない意味になります。
まとめ
「年初」と「年始」の違いについて見てきました。
2つの言葉は、似た印象がありますが、明確な違いがあることが分かりました。
「年始」が、1月1日から1月3日までに対して使う傾向が強いのに対して、「年初」は、その年ではじめての場合は、広い期間に対して使える言葉だと覚えておくといいのではないでしょうか。