「一家言」や「総意」は意見を表す言葉であり、それぞれ違う意味を持っています。
この記事では、「一家言」と「総意」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一家言」とは?
「一家言」は「いっかげん」と読む言葉であり、こちらはその人独自の意見や独特な主張を表す時に使います。
「一家言」は個性的な考えや主張、見識のある意見などを表す時に使うことが可能です。
「一家言」はあくまでも個人の意見や主張であり、専門的な知識を持つ人以外もこれを発言することが可能です。
「一家言」は基本的に対象となる事柄に対して専門的な知識を持っていることが多く、アドバイスやコメントを求められるケースも存在します。
「総意」とは?
「総意」とは全員の考えを示す言葉であり、常に1つの立場や意見を示すのが特徴です。
「総意」は全員がその考えを持っている場合と、多数決や特定機関の意志や決定によって決められるものも存在します。
「総意」の類義語には「合意」がありますが、こちらはお互いの意見や意志が一致することを表す言葉です。
「合意」は「合意する」という風に使えますが、「総意」は「総意する」という風には使いません。
「一家言」と「総意」の違い
「一家言」は個人の意見であり、「総意」は集団全員の意見を表す言葉です。
「一家言」は独特な考えや専門的な知識から生まれた意見を表す時にも使うことが可能です。
「総意」は全員が同じ意見を持っている場合と、多数決や機関の決定によって決まるものが存在します。
「一家言」の例文
・『彼は昔からラーメンを食べており、今ではすっかりその道の一家言になった』
・『インターネットには様々な一家言を持つ人が多いと思います』
「総意」の例文
・『国民の総意によって、核兵器は廃絶することが決まりました』
・『政府が決めた総意に関しては、あまりにも現実とかけ離れていると思います』
まとめ
「一家言」は個人の意見であり、「総意」は全員の意見を表す言葉です。
