最近では、あまりやりとりすることもなくなりましたが、それでも夏の終わりなどの時期にはお世話になった人に手紙やメールを出すことがあります。
その中で使われるのが、「残暑が続いておりますが」それでは、この「残暑が続いておりますが」とはどういう意味でしょうか。
また、「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「残暑が続いておりますが」と「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」の違いを分かりやすく説明していきます。
「残暑が続いておりますが」とは?
「残暑が続いておりますが」とは、夏の終わりの残暑見舞いなどの中で使われる時候の挨拶の一つです。
一般的な表現ですが、通常は6月-7月には使われません。
「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」とは?
「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」とは、夏の終わりの残暑見舞いなどの中で使われる時候の挨拶の一つです。
立秋とは8月の初冬なので、夏に出す手紙などでは立秋を過ぎているケースがほとんどなので、この表現が成立します。
「残暑が続いておりますが」と「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」の違い
「残暑が続いておりますが」と「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、夏の終わりの時候の挨拶として、残暑見舞いなどで使われる表現で、内容としてもほぼ同じですが、若干のニュアンスの違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「残暑が続いておりますが」は暑い状況を表しただけですが、「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」の方には早く涼しくなって欲しいというニュアンスが加わっているということになります。
その違いは「立秋とは名ばかりの」という部分に現れています。
「残暑が続いておりますが」の例文
・『残暑が続いておりますが、お変わりありませんでしょうか』
・『残暑が続いておりますが、お身体お大事にしてください』
「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」の例文
・『立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが、お変わりありませんでしょうか』
・『立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが、どうぞご自愛のうえお過ごし下さい』
まとめ
この記事では、「残暑が続いておりますが」と「立秋とは名ばかりの暑い日が続きますが」の違いを、解説してきました。
手紙を書く機会が減ったとはいえ、友人やお客様とのコミュニケーションの機会が減ったわけではありません。
したがって、たとえばeメールやチャットなどでも、このような時候の挨拶をもっと取り入れてゆくのも文化を残す大きな一歩かもしれません。
