最近は大規模な結婚披露宴などが行われる機会は減っていますが、それでもそのような席で挨拶を頼まれることがあります。
その時の締めの言葉として使われるのが「末永くお幸せに」という表現です。
それでは、この「末永くお幸せに」とはどういう意味でしょうか。
また、「これから先もお幸せに」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「末永くお幸せに」と「これから先もお幸せに」の違いを分かりやすく説明していきます。
「末永くお幸せに」とは?
「末永くお幸せに」とは、お祝いの席の挨拶の結びとして使われる表現の一つです。
ほとんどの場合は結婚式でしょう。
「末永く」という表現は末端、つまり将来的に長くという意味なので、本来は「長く」と言う文字でも良さそうですが、お祝いの席では「永遠」であることを強調するために「永く」が使われるのが普通です。
「これから先もお幸せに」とは?
「これから先もお幸せに」とは、お祝いの席の挨拶の結びとして使われる表現の一つです。
結婚式や披露宴で使われることがほとんどですが、場合によっては家族で引っ越す場合などにも使われます。
「末永くお幸せに」と「これから先もお幸せに」の違い
「末永くお幸せに」と「これから先もお幸せに」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、お祝いの席の挨拶の結びの言葉として使用されるものであることは同じですが、若干のニュアンスの違いがあります。
この2つのニュアンスの違いを最も簡単に説明するなら、カジュアルなのが「これから先もお幸せに」であり、少しかたい表現が「末永くお幸せに」ということになるでしょう。
したがって、出席するのがある程度格式のある結婚式の場合は「末永くお幸せに」の方を使えば間違いがないでしょう。
「末永くお幸せに」の例文
・『新郎新婦、末長くお幸せに』
・『末永くお幸せにと言う表現はほぼ結婚式でしか使われません』
「これから先もお幸せに」の例文
・『新郎新婦はこれから先もお幸せに』
・『今が幸せでなければ、これから先もお幸せにという言葉は成り立ちません』
まとめ
この記事では、「末永くお幸せに」と「これから先もお幸せに」の違いを、解説してきました。
このようなお祝いの言葉には、ある程度の決まり事があるので、実際にはすでに多くの場面で使用されてきた表現をピックアップして使用するのが基本になります。
そういった意味では、スピーチの独自性はそれ以外のかなりい小さな部分で発揮されています。