この記事では、「スムーズ」と「順調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スムーズ」とは?
支障なく物事が滑らかに進むこと、円滑という意味です。
災害時の避難のことで説明をします。
施設の中にいるときに地震がありました。
地震のあった直後、避難するようにと施設からアナウンスがありました。
それによって、施設にいた人たちは慌てることなく、円滑に建物の外に出ていきました。
慌てる人がいて、建物の入り口で人がつまって出られなくなったり、将棋倒しのようなことが起こったりすることはありませんでした。
これは「避難をスムーズにできた」といえます。
このように、支障なく物事が滑らかに進むことをいいます。
今度は注文をした商品の受け渡しで説明をします。
ピザ店でピザを購入することにしました。
購入したいピザをあらかじめ店に伝えておくと、店に到着したときにすぐに受け取ることができます。
店で長時間待つ必要がなく、円滑に受け取りができます。
このさまを「受け取りがスムーズにできる」などといいます。
「順調」とは?
物事が調子よく進むこと、支障なくはかどること、またそのさまという意味です。
植物の成長で説明をします。
植木鉢に植物の苗を植えました。
適切な場所に植木鉢を置き、適切なタイミングで水やりをしています。
その結果、枯れることもなく、虫の被害を受けることもなく、調子よく成長をしてくれました。
これを「順調に成長をする」といいます。
今度は商品の売れ行きで説明をします。
新商品を販売しました。
この商品は販売当初からそれなりに売れています。
調子よく売れているのです。
これを「順調な売れ行き」といいます。
「スムーズ」と「順調」の違い
「スムーズ」と「順調」の違いを、分かりやすく解説します。
前者は滑らかに進むこと、後者は調子よく進むことをいいます。
「受け取りがスムーズにできる」とはいいますが、「受け取りが順調にできる」とはあまりいません。
「成長が順調だ」とはいいますが、「成長がスムーズだ」とはいいません。
しかし、「車の流れがスムーズ」「車の流れが順調」と同じような場面で使うことがあります。
前者は流れが円滑という意味で、後者は流れの調子がよい意味です。
まとめ
滑らかに進むこと、調子よく進むことと意味が異なります。