この記事では、「ございますため」と「おりますので」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ございますため」とは?
まず、「ございます」とは主に「ある」の丁寧語、「あります」の丁寧な言い方という意味を表す敬語表現です。
漢字では「御座います」と表記されます。
そして、「○○ため」は「利益があること」や「役立つこと」、「目的や期待の向かうところ」、「一定の関係のあること」という意味の他、「原因」や「理由」、「わけ」という意味を表す言葉です。
したがって、「ございますため」は「であるため」の敬語表現になります。
「ございますため」の使い方
「ございますため」は敬語表現として使われています。
「おりますので」とは?
まず、「おります」は「(その場所に)居る」や「(動作を)している」という意味を表す「いる」の謙譲語、丁寧語になります。
そして、「○○ので」は後に述べる事柄の原因や理由、根拠、動機などを表す言葉です。
したがって、「おりますので」は「していますので」という意味を表す敬語表現になります。
「おりますので」の使い方
「おりますので」は敬語表現として使われています。
「ございますので」と「おりますので」の違い
「ございますので」は理由や原因などを説明する際の「○○であるため」という意味を表す敬語表現になります。
一方、「おりますので」も理由や原因などを説明する際の「○○していますので」という意味を表す敬語表現になります。
「ございますので」の例文
・『こちらに資料がございますので、参考にしていただければ幸いです』
「おりますので」の例文
・『現在、大変回線が込み合っておりますので、お手数ですが時間を置いてお掛け直しいただいてもよろしいでしょうか?』
まとめ
「ございますので」と「おりますので」はどちらも理由や原因を説明する際に用いる敬語表現ということでした。
したがって、二語は類義語の関係に当たると解釈できるでしょう。