この記事では、「自立」と「独立」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自立」とは?
他に依存することなく独り立ちをすること、他からの支援や助力などを得ずに存在することという意味です。
他の力を借りず、他に依存することなく、自分の力だけでやっていくことをいいます。
親と子どもの関係で説明をします。
子どもが小さなときには、自分で食事を用意したり、洗濯を行ったりすることが難しいので、これらは親が行います。
この状態は親からの力を得ているといえます。
大きくなると自分の力だけで物事を行えるようになってきます。
あるとき、子どもが家をでて一人で生活することになりました。
これからは、食事を用意したり、洗濯をしたり、掃除をしたりするのは、すべて自分の力で行います。
他の助けを得ずに行うのです。
こういった状態を意味する言葉です。
また、支えるものがなく、それだけで立っているという意味もあります。
「自立するゴミ袋」のような使い方をします。
「独立」とは?
他のものから離れて別になっていることという意味があります。
この意味では「母屋とは独立した調理室」のような使い方をします。
他からの縛りを受けないで、自分の意志で行動することという意味もあります。
また、自分の力で生活をすること、自分で営業をすることもいいます。
この意味では「独立して店を構える」のような使い方をします。
これまである店で修業をしていたけれど、そこから離れて自分の店を持つことなどをいいます。
「自立」と「独立」の違い
「自立」と「独立」の違いを、分かりやすく解説します。
他からの力の影響を受けないという意味が似ていますが、やや意味合いが異なります。
前者は他からの支援や助力などを得ずに存在することをいいます。
自分の力だけでやっていくことです。
後者は束縛や支配を受けないという意味があります。
権力などの影響を受けずに、自分の意志のままに動くことです。
まとめ
一方は他の力を借りずに自分だけでやっていくこと、もう一方は束縛や支配を受けないことで、意味が異なります。