この記事では、「愛らしい」と「可愛らしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「愛らしい」とは?
「愛らしい」は「あいらしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「素直でひたむきさが感じられ、好感を抱かせる様子」という意味です。
2つ目は、「可憐で思わず守ってあげたい、味方してあげたいと負わせる様子」という意味です。
「愛らしい」の言葉の使い方
「愛らしい」は形容詞として「愛らしい笑顔」などと使われ、名詞形は「愛らしさ」になります。
「愛」は「対象をいつくしむ気持ち」という意味、「らしい」は「いかにも〜のようである」という意味の接尾辞、「愛らしい」で「いかにも可憐でいつくしみたいと思わせる様子」になります。
基本的に、相手を守ってあげたいと思う情感を抱かせる様子に使われます。
「可愛らしい」とは?
「可愛らしい」は「かわいらしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「こどもらしい無邪気さや、見た目の小ささなどで、思わずほっこりさせられる様子」という意味です。
2つ目は「姿形が小さくて守ってあげたいと思う様子」という意味です。
「可愛らしい」の言葉の使い方
「可愛らしい」は形容詞として「可愛らしいワンピース」などと使われ、名詞形は「可愛らしさ」になります。
「可愛い」の語源は「顔映ゆし(かほはゆし)」という語で、「不憫・気の毒で顔を向けていられない」という意味でした。
次第に「弱い立場で守ってあげたい」という意味になり、「小さくてほほえましい様子」という意味で使われる様になったのです。
「愛らしい」と「可愛らしい」の違い
「愛らしい」は「いかにも可憐でいつくしみたいと思わせる様子」です。
「可愛らしい」は「小さくてほほえましい様子」です。
「愛らしい」の例文
「愛らしい」の例文は以下の通りです。
・『子供のあくびは愛らしい』
・『乳児が愛らしい笑顔を見せる』
「可愛らしい」の例文
「可愛らしい」の例文は以下の通りです。
・『可愛らしい花が咲いている』
・『可愛らしい鳴き声の仔猫』
まとめ
今回は「愛らしい」と「可愛らしい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。