この記事では、「草食動物」と「肉食動物」の違いを分かりやすく説明していきます。
「草食動物」とは?
草原に生えている草や木の葉を食べて生きるのが「草食動物」【そうしょくどうぶつ】です。
代表的な動物としてはキリン、鹿、馬といった比較的普段はおとなしい性格の生き物になります。
動物を捕らえて肉を食べたり、様々な食べ物を口にすることはなく、草ばかりを食べて成長する動物です。
他にも小動物であれば兎、馬、アフリカの草原で高い木の葉を食べるため首が進化し、長くなった麒麟【きりん】がいます。
雌のグループで構成される象や、4つの胃袋で消化する牛など彼等は内臓をも進化させていったのです。
「肉食動物」とは?
主食が肉の「肉食動物」【にくしょくどうぶつ】といい、自ら獲物を獲って食べるのです。
捕まえたときは首を強く噛み、息の根を止めてから生のまま食べます。
肉食の代表的な動物はライオンや虎、チーター、ヒョウ、グリズリー、ハイエナといった生き物がアフリカからロシア、アジアといった場所に分布するわけです。
主に、「草食動物」を素早く走って鋭い爪で掴み、牙を突き刺し、強い顎で骨をも噛み砕くのが「肉食動物」になります。
ライオンにいたっては集団で追い込んでは獲物を数頭で食べますが、虎は単独で小動物を狙って獲り、食べる動物です。
「草食動物」と「肉食動物」の違い
「草食動物」と「肉食動物」の違いを、分かりやすく解説します。
まず、「草食動物」は後方から襲ってくる「肉食動物」の動きを素早く捉えられるよう目が横向きについています。
また、臼歯は平たく、発達していて消化管が長い個体が大半です。
また、長時間走ったり、草が生えている場所へ集団で移動するのも得意です。
柔らかな地面も難なく歩けるひづめが4本足に付いています。
もう一方の「肉食動物」は前方にいる「草食動物」を素早く追い込んで捕らえるために目が前向きに付いていて犬歯は成長し、臼歯が極端に尖っている個体ばかりです。
消化器は短く、かぎづめが爪に付いているため獲物をがっちりと捕まえられます。
ただ、短距離は得意ですが、持久力が「草食動物」よりもありません。
まとめ
同じ動物ではありますが、食べ物や目の付き方、持久力、歯など色々なところに違いがあります。
画像や本、動物園などで異なる点を調べてみるといいでしょう。