工事で使う重機に「ブルドーザー」と「ホイールローダー」があります。
よく似た2つの重機ですがどんな違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「ブルドーザー」と「ホイールローダー」の違いを解説します。
「ブルドーザー」とは?
「ブルドーザー」とは、「車体前部で土砂や瓦礫などを押し運んでならす重機」です。
「ブルドーザー」の使い方
主に土砂を押し運んでの地ならしや瓦礫の撤去などに用いられる重機です。
車体前方に取り付けられたブレードと呼ばれる大きな鉄板とリッパと呼ばれる爪型の装置で土砂や瓦礫を押し運びます。
車体全体のパワーを生かして障害物を押し運ぶ力強さが特徴で、一度に大量の土砂や瓦礫を片付けるのに適しています。
主に土砂を片付けて地面を平らにならすのに使う整地用の重機です。
「ホイールローダー」とは?
「ホイールローダー」とは、「前方にバケット付きのアームが取り付けられた作業用機」です。
「ホイールローダー」の使い方
前方にバケットと呼ばれる大型のすくいかごがついたアームを備える重機で、バケットに土や石などをすくい上げて積み込み上下に稼働するアームで持ち上げて運びます。
運搬した土や石は作業現場やトラックの荷台など指定場所に下ろせるので運搬用途で活躍します。
「ブルドーザー」と「ホイールローダー」の違い
「ブルドーザー」と「ホイールローダー」の違いは「車体前方の装備」と「足回り」です。
「ブルドーザー」は車体前方に稼働しないブレードやリッパが取り付けられておりキャタピラで移動します。
「ホイールローダー」は前方に可動式のバケットとアームが取り付けられておりタイヤで移動します。
土砂を押して運ぶのが「ブルドーザー」で、すくい上げて運ぶのが「ホイールローダー」という土砂の扱い方も違いの一つです。
「ブルドーザー」の例文
・『ブルドーザーで整地する』
・『大量の瓦礫をブルドーザーで一気に片付ける』
「ホイールローダー」の例文
・『ホイールローターで土砂を運ぶ』
・『砕石をホイールローダーで積み込む』
まとめ
「ブルドーザー」と「ホイールローダー」は車両装備の違いで区別されます。
活用方法や利用目的も異なるので正しく区別しておきましょう。