この記事では、「歌謡曲」と「ロック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「歌謡曲」とは?
「歌謡曲」は「かようきょく」と読みます。
意味は、「昭和以降、主に日本で作詞・作曲され、テレビ・ラジオ・レコードなどを通じて広く大衆に聞かれる歌の入った楽曲のこと」です。
馴染みやすいメロディーと、歌い手の個性ある歌唱が調和した、ヒット性のある楽曲を表します。
大人から子供まで幅広く人気があり、商ビジネスとして成り立つ曲の総称です。
「歌謡曲」の言葉の使い方
「歌謡曲」は音楽用語として「流行りの歌謡曲」「歌謡曲全集」などと使われます。
「歌」は「うた」という意味、「揺」は「ゆ(れる)」とも読み「ゆらゆらとゆれ動く」という意味、「曲」は「曲がる」「入り組む」から転じて「音楽のふし」「音楽作品」という意味、「歌謡曲」で「人の心をゆさぶる歌の音楽」になります。
「ロック」とは?
「ロック」とは、「音楽のジャンルで、ノリの良いリズムを強調して、演奏と歌を組み合わせた楽曲のこと」という意味です。
メインは歌だけではなく、リズムと楽器演奏も含まれ、全体で人の心を揺さぶるようなノリを表した楽曲のことです。
歌が入っていることもあれば、演奏のみのこともあります。
また、「ロック」は演奏の激しさや速さ、リズムなどから「ハードロック」「ヘビーメタル」「スラッシュ」「デスメタル」などに分かれます。
海外では「クラシック」に対して「流行歌」という意味で使われることもあります。
「ロック」の言葉の使い方
「ロック」は音楽用語として「ロックを聴く」「ロック音楽」などと使われます。
英語の「rock and roll」が短縮され「rock’n’roll」になり、「ロックンロール」と日本語化して、更に略された語です。
由来は、1950年代に、アメリカで発生した、カントリーにリズム・アンド・ブルースなどを取り入れた、リズム感のあるポピュラー音楽のことを、「揺さぶる音楽」と「rock and roll」と呼んだことにあります。
「歌謡曲」と「ロック」の違い
「歌謡曲」は「昭和以降、主に日本で作詞・作曲され、広く大衆に聞かれる歌の入った楽曲のこと」です。
「ロック」は「音楽のジャンルで、ノリの良いリズムを強調して、演奏と歌を組み合わせた楽曲のこと」です。
まとめ
今回は「歌謡曲」と「ロック」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。