「再起」と「復帰」の違いとは?分かりやすく解釈

「再起」と「復帰」の違いとは?違い

この記事では、「再起」「復帰」の違いを分かりやすく説明していきます。

「再起」とは?

「再起」は、一度悪い状態に陥りとことん落ちた状態から再起動して立ち上がることで会社などであれば、一度経営難に陥り倒産という事実をもって再建をすることを「再起」と言います。

なお「再起」は完全に復活することであり立て直すことなので会社であれば経営者などが変わることはあっても会社は完全に復活していて事業を行っています。


「復帰」とは?

「復帰」は、一度その職種や地位から離れたものが再び同じ職種や地位につくことです。

つまり、自動車会社の社長という地位にあった人物であれば、その地位から離れ、一般人になった人物が再度同じ会社などで同じ地位になることです。

「復帰」は同じ会社で同じ地位につくことを「復帰」と言うので別の会社にスカウトされて前と同じ地位につくことは「復帰」ではなく、スカウトという扱いになるの別物となります。


「再起」と「復帰」の違い

両者の違いは、「再起」は、完全にどうしようもない状況から立ち上がって問題を解決していき再度立ち上がることを意味しますが、「復帰」は別に完全にどうしようもない状況から始まり、以前いた会社などでまた働くということではないです。

なので、「復帰」は、地位から離れたけど再度同じ会社で働くことが許されるというもので、「再起」は、どん底からの立て直しであるという違いがあります。

「再起」の例文

・『会社を無事再起させた』

「復帰」の例文

・『病欠から無事に復帰し会社に戻ることができた』

まとめ

「再起」については、どん底ともいえる状況から立て直していき会社などを立て直すことを意味するので、無事立て直しに成功していなければ、「再起」とは言いません。

なので、再起を望むという言い方はあまりよろしくない表現で立て直していないのにもかかわらずそれを望むわけですからダメな表現です。

一方、「復帰」は、元の部署とか会社に戻ることなので、病気で働けなかった人が会社に戻ることなんかが「復帰」になります。

なので、「復帰」のほうが完全にどうしようもない状態からスタートするというわけではないんですね。

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