「ベンレート」と「ダコニール」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ベンレート」と「ダコニール」の違いとは?違い

この記事では、「ベンレート」「ダコニール」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ベンレート」とは?

ベンレートとは、野菜や果物を栽培する際にカビ性の病気を予防したり治療したりする目的で使用する殺菌剤です。

うどんこ病や灰色かび病、菌核病などカビ性の病気に効果があります。

うどんこ病は、植物にカビの菌が棲みついて葉が白くなってしまう病気です。

白くなった部分はカビが繁殖しているので、光合成ができず枯れてしまいます。

他の植物に広がるので、被害が拡大しやすいです。

ベンレートにはベノミルという有効成分が含まれており、病原菌を退治してくれます。


「ダコニール」とは?

ダコニールも野菜や果物など農作物の栽培に使われる殺菌剤です。

TPN(テトラクロロイソフタロニトリル)を有効成分としています。

ダコニールは汎用性が高い殺菌剤で、1987年に発売が開始されて以来、ベテランの農家から家庭菜園まで幅広く用いられてきました。

様々な病害に対して効果を発揮します。

ホームセンターや園芸店等でも販売されていますし、インターネットショッピングサイト等でも販売されています。


「ベンレート」と「ダコニール」の違い

ベンレートもダコニールも農作物の栽培に用いられる殺菌剤です。

どちらもカビ性の病気に効果がありますが、含まれている有効成分や用途等に違いがあります。

ベンレートはベノミルを有効成分としており、治療薬なので既に発生した病気を治す効果があります。

また、予防効果も持っているので、病気を防ぐ効果も期待できます。

それに対してダコニールはTPNを有効成分としており、病気を予防するための薬剤です。

既に植物の中に病原体が入ってしまった場合には、効果が期待できません。

また、ベンレートは粉末状なので、水に溶かして使用します。

ダコニールは液体状で、希釈して使用します。

まとめ

ベンレートは病気を治療する薬剤ですが、ダコニールは病気を予防するための薬剤です。

違い
違い比較辞典