この記事では、「プッタネスカ」と「アラビアータ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「プッタネスカ」とは?
プッタネスカとはイタリアのパスタ料理の1つで、ナポリの名物として知られています。
トマトベースのソースにアンチョビやケッパー、唐辛子、ブラックオリーブなどを利かせてあります。
炒めたパン粉を振りかけるのもプッタネスカの特徴です。
イタリア語の「puttanesca(プッタネスカ)」には、「娼婦風」という意味になります。
名前の由来は娼婦のように刺激的な味であるとか、娼婦が仕事の合間に作って食べたなど諸説あります。
「アラビアータ」とは?
アラビアータとはローマ生まれのトマトソースのことで、唐辛子を利かせてあります。
イタリア語の「arrabbiata(アラビアータ)」は、「怒っている」という意味です。
アラビアータを食べると唐辛子により、顔が赤くなることから名づけられたといわれています。
アラビアータにはショートパスタのペンネを使うことが多く、その場合にはペンネ・アラビアータといいます。
スパゲッティを使った場合には、スパゲッティ・アラビアータと呼ばれます。
「プッタネスカ」と「アラビアータ」の違い
プッタネスカもアラビアータもトマトベースで、唐辛子を利かせたソースを使った料理です。
プッタネスカには唐辛子だけではなく、アンチョビやケッパー、ブラックオリーブ等も使われています。
そのため辛味だけではなく、塩味や酸味もあります。
アラビアータには、アンチョビやケッパー、ブラックオリーブ等は使いません。
また、プッタネスカには炒めたパン粉を振りかけますが、アラビアータには粉チーズをかけるのが一般的です。
まとめ
プッタネスカには唐辛子だけではなく、アンチョビやケッパー、ブラックオリーブも使用しています。
アラビアータは、トマトソースに唐辛子のみを利かせてあります。
パン粉をかけるのはプッタネスカで、粉チーズをかけるのはアラビアータになります。