この記事では、「ティーポット」と「急須」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「ティーポット」とは?
指を通して握る輪の持ち手が付いているのが「ティーポット」です。
英語で“Teapot”といい、紅茶を入れて飲むためお湯をたっぷり入れて茶葉を蒸らし、香りと深みをじっくり出すため高さがある形状が採用されています。
大きいと500ccはお湯も入れられて、家族4人分が楽しめるところが利点です。
柄は鳥や花、水玉といったお洒落なものが多く、素材には茶葉の色が見える耐熱ガラス製や保温性がある陶器製、軽いステンレスといったものが揃います。
「急須」とは?
持ち手が棒状であるものを「急須」【きゅうす】といい、茶葉を入れてからお湯を注ぎ、湯のみに入れて飲むために使うものです。
横に取ってが出っ張る形になっているため片手で握るようにして持ち、蓋を押さえながら湯のみにお茶を注ぎます。
注ぎ口は左にあり、持ち手は右という形が一般的です。
多くは陶器製で、蓋をすればお湯を注いでもすぐには冷めず、保温性の高さが魅力になります。
元々は中国の酒の燗【かん】を入れて温める小鍋を意味し、注ぎ口がある小さなきびしょという器からきている言葉です。
「ティーポット」と「急須」の違い
「ティーポット」と「急須」の違いを、分かりやすく解説します。
中で茶葉を蒸らせるよう高さがある「ティーポット」は、持ち手が輪の形になっている西洋のポットを指します。
「急須」よりもたっぷりお湯を入れるため、しっかり手で握れるように工夫されているのです。
形状や柄、色が豊富にあり、西洋のお洒落なデザインが揃います。
持ち手が棒状になっていて、茶葉と水を入れてそのままガスコンロにかけて加熱し、茶葉の旨味を引き出せる西洋で誕生した急須になります。
もう一方の「急須」は緑茶専用であり、中にある出がらしが取り出しやすく、隅々まで洗いやすいよう高さが低く作られている和の容器です。
持ち手は棒状になっていて、蓋を押さえながら片手で持てるよう作られています。
まとめ
茶葉を入れてお湯を注ぐための容器を2つ取り上げましたが、緑茶専用か紅茶に特化した入れ物の違いがあります。
どう違うか専門業者や店で比較してみるといいでしょう。