「タットリタン」と「チムタク」の違いとは?分かりやすく解釈

「タットリタン」と「チムタク」の違いとは?違い

韓国家庭料理と郷土料理の煮込み料理の違いを解説!

この記事では、「タットリタン」「チムタク」の違いを分かりやすく説明していきます。

「タットリタン」とは?

鶏肉のブツ切りと野菜を入れて唐辛子などを主体とした辛みのあるスープで煮こんだ料理で、韓国家庭料理の1つだと言っていいでしょう。

家庭料理ゆえに専門店がない事で知られています。

そして本品が慶尚北道・安東のある店でアレンジされたのが「チムタク」とも言われています。


「チムタク」とは?

日本風に言えば鳥の旨辛煮が当てはまる韓国料理だと言っていいでしょう。

2000年代に韓国全土で人気が高まった事が日本にも波及。

韓国料理の調味料を扱う『モランボン株式会社』や大阪府高槻市に『丸大食品』などから「チムタクの素」が発売されています。

元々は韓国の慶尚道・安東の郷土料理でした。

現地では辛みを和らげるため水キムチがともに提供されますが、日本で市販されている料理の素では辛みと旨味を足す意味でキムチを入れる事が推奨されています。


「タットリタン」と「チムタク」の違い

「タットリタン」「チムタク」の違いを、分かりやすく解説します。

決定的に違うのは前者が辛いスープで鶏肉と野菜を煮こんであるのに対して、後者は市販品に日本語で旨辛煮と表記されているほど辛さはマイルドであると言っていいでしょう。

勿論現地で提供される「チムタク」は辛さを和らげるため水キムチが提供されるのが普遍的であり、ある程度の辛みは存在します。

また「チムタク」は韓国風春雨タンミョンが入っているのも特徴と言っていいでしょう。

まとめ

「タットリタン」は家庭料理であり、外食で単品して出される事は滅多にありません。

辛いスープで煮こむのが特徴ですが、家庭料理ゆえに定義はなく家庭の数だけレシピは存在すると言っていいでしょう。

一方の「チムタク」「タットリタン」から派生した慶尚北道安東の郷土料理です。

2000年に韓国で流行した事が日本にも波及。

現地では専門店も存在するほどです。

日本語では鶏の旨辛煮と表記され、辛さは抑えられているのが特徴。

前者は外見も辛さが視覚的に判る赤いスープであるのに対して、後者は醤油の黒さが前面に出た物になっています。

また前者は具を食べた後のスープで炒飯や雑炊をいれる事も普遍的。

後者は韓国風春雨タンミョンが入っているため、ある程度主食代わりにできるのも違いだと言っていいでしょう。

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