この記事では、「オタリア」と「アシカ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オタリア」とは?
オタリアとは、アシカ科オタリア属に属する生き物です。
南米のチリやペルー、ウルグアイ、アルゼンチンなどの沿岸に生息しています。
成長したオスにはオレンジ色のたてがみがあるので、海のライオンと呼ばれることもあります。
アシカの仲間になりますが、その中では大型です。
オスの体重は約300kgで、メスは150kg程とされます。
主に魚介類を食べていますが、ペンギンを食べることもあります。
「アシカ」とは?
アシカとは、アシカ科に属する生き物のことをいいます。
アシカというと、ニホンアシカとカリフォルニアアシカを指すことが多いです。
日本の近海に生息していたのはニホンアシカですが、現在は絶滅したと考えられています。
アシカは、葦(あし)が生えているところにいるシカという意味で名付けられました。
水族館などで見かけるアシカは、カリフォルニアアシカになります。
アシカによるショーが開催されることもあります。
ニホンアシカは絶滅しているので、現在はアシカというとカリフォルニアアシカを指しています。
「オタリア」と「アシカ」の違い
オタリアもアシカもアシカ科に属する生き物です。
アシカ科に属する生き物全般をアシカとすることもあり、その場合にはオタリアはアシカの一種ということになります。
オタリアだけではなく、オットセイやトドもアシカ科に属しています。
また、アシカというとアシカ科アシカ属に属する生き物を指す場合もあります。
その場合にはニホンアシカとカリフォルニアアシカのみで、オタリアはアシカには含まれません。
アシカの仲間という位置づけになります。
まとめ
オタリアはアシカの一種です。
ただし、アシカというとカリフォルニアアシカとニホンアシカのみを指すこともあり、その場合にはオタリアはアシカの仲間ではありますがアシカとは区別されます。