「ラウンドアップ」と「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ラウンドアップ」と「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」の違いとは?違い

世界中でドイツ・バイエル社が訴訟されている理由はラウンドアップ!?

この記事では、「ラウンドアップ」「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ラウンドアップ」とは?

アメリカの化学メーカーの老舗中の老舗であった『モンサント』社が開発した除草剤です。

1970年にアメリカで発売以降、全世界で最もポピュラーな除草剤だったと言えるでしょう。

日本でも多くのCMがテレビで流れており、その認知度は高く家庭用の農薬=「ラウンドアップ」として認識されていた時代もあるほどです。

日本法人の『日本モンサント』が販売を担当していたもの2002年からは現在の販売元である『日産化学工業』に商標、生産、販売権が移譲されています。

「ラウンドアップ」は既に四半世紀前に生産が終了しており、2000年に後継品が登場し、現在はブランドとして名を残しています。


「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」とは?

2007年から販売開始されたのが「ラウンドアップマックスロード」になります。

アメリカ『モンサント』を買収したドイツの世界屈指の化学メーカー『バイエル』が2023年にアメリカでのラウンドアップ販売終了。

多くの国で販売が禁止されている事もあり、同商品が最終タイプになる事が予想されます。


「ラウンドアップ」と「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」の違い

「ラウンドアップ」「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」の違いを、分かりやすく解説します。

前者は2000年に販売終了した「初代ラウンドアップ」を指す場合と現在も販売されている除草剤のブランド名を指す場合が多いと言えるでしょう。

「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」とは原液で販売されている物を指します。

希釈済タイプのものも販売されており、それらは50倍の農道に調整されています。

希釈タイプの最大の長所は少量散布ができる事だと言っていいでしょう。

希釈水量を大幅に減らして散布可能。

希釈済品の50倍よりも濃い濃度にして少量散布し効率を挙げます。

また「初代ラウンドアップ」は既に特許が切れているため、グリホサート系除草剤として様々な会社から別名の同等成分のものが販売されてもいます。

まとめ

「ラウンドアップ」は今は亡きアメリカ『モンサント』が開発したグリホサートを主成分とした除草剤。

既に「初代ラウンドアップ」は25年ほど前に廃盤。

2代目が2000年から販売されており、「ラウンドアップマックスロード(希釈タイプ)」は3代目にあたります。

原液のため自身の調整により少量散布が可能です。

その一方で2023年を持って米国での販売終了するなど、先進国で使われているのは日本程度になりました。

『モンサント』を買収した『バイエル』は「ラウンドアップ」で世界中から訴訟を受けており、なかには「ラウンドアップ」以前の『モンサント』の除草剤にまで遡って訴訟を受けているため、恐らく近年中に消滅するであろうブランドなのは間違いないでしょう。

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