この記事では、「シュラスコ」と「ローストビーフ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「シュラスコ」とは?
塊の肉を鉄製の串に刺して、岩塩をふって、炭火でじっくりと焼いたブラジル料理の一種です。
肉は、牛・豚・羊・鶏が主に使用されます。
日本でいう串焼きとは異なり、肉の塊が大きいことが特徴です。
肉の塊が大きいと中まで火を通しにくいのですが、鉄製の串を使うと熱伝導によって内部まで熱が通りやすくなります。
調理する際の味付けは岩塩のみです。
みじん切りにしたトマト・ピーマン・たまねぎなどの野菜と、酢・塩などの調味料をあわせたソースをつけて食べることもあります。
そのままかぶりつくには肉が大きく、そぎ切りにして食べます。
また、パンに挟んで食べても楽しめます。
「ローストビーフ」とは?
肉の塊をオーブンなどで蒸し焼きにした食べもののことです。
焼きあがったものは薄切りにして提供をします。
グレイビーソースをかけたり、マスタードやクレソンなどを添えたりもします。
また、サンドイッチの具材や丼ものにしても楽しめます。
「ビーフ」というように、使用する肉は牛肉です。
塩をふって、塊のままオーブンに入れて蒸し焼きにします。
店で提供されるものは、調味液に浸したり、フライパンで焼いてあらかじめ焼き目をつけたりすることもあります。
「シュラスコ」と「ローストビーフ」の違い
「シュラスコ」と「ローストビーフ」の違いを、分かりやすく解説します。
肉の塊を焼いている点は似ていますが、2つは別のものです。
まず、使用する肉が異なります。
前者は特に決まりはなく、牛肉・豚肉・鶏肉などが使用されています。
後者が使用するのは牛肉のみです。
また、焼き方が異なります。
前者は串に刺して炭火で焼き、後者はオーブンなどで蒸し焼きにします。
食べるときに使用するソースも異なり、前者は野菜と酢などで作ったソースを使用し、後者はグレイビーソースを使用します。
まとめ
使用する肉の種類や調理の仕方が異なります。