この記事では、「サラミ」と「ソーセージ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サラミ」とは?
「サラミ」の歴史は古代エジプトから始まるとされています。
食べ物が貴重だった時代。
冬になると食べ物が減るため、保存食が多く作られていました。
その一つが「サラミ」です。
豚肉を保存食として加工する際にモモ肉は生ハムに加工。
バラ肉はパンチェッタに加工。
そして、そのほかの部位で余ったものすべてをミンチ状にして腸詰めを行い乾燥されたものが「サラミ」の始まりです。
「サラミ」の水分含量は35%から55%以下。
一般的には、豚肉が使用されていますが、最近では牛肉、鶏肉のほか、鹿や猪といった肉も使用し作られています。
それらの肉をミンチ状にした後、塩や各種スパイスで味付けを行い、一定の環境のもと、数日から数か月ほど熟成と乾燥を行います。
「ソーセージ」とは?
「ソーセージ」の歴史は古く、明確ではないものの約3500年前にはエジプトや中近東で「ソーセージ」のようなものが食べられていたと言われています。
日本に「ソーセージ」が伝わってきたのは19世紀に入ってからとなります。
豚肉などに塩や各種スパイスで味付けを行った後、腸詰めを行い煮沸や燻製処理を行ったものが「ソーセージ」になります。
「ソーセージ」の本場、ドイツでは1500種類もの「ソーセージ」があります。
「サラミ」と「ソーセージ」の違い
「サラミ」は、「ソーセージ」の一種になります。
どちらも、豚肉を基本として、他に牛肉や鶏肉、鹿肉やイノシシ肉などを使用しています。
これらをミンチ状に加工した後、塩や加工で味付けを行い腸詰めするまでは大きな違いはありません。
その後に大きな違いがあり、「サラミ」は、水分含量を35%から55%以下にする必要があります。
このような水分含量になれば、「ソーセージ」ではなく、「サラミ」となります。
まとめ
以上のように、「サラミ」と「ソーセージ」の違いのポイントは水分含量にあります。