この記事では、「腐れ縁」と「幼馴染」の違いを分かりやすく説明していきます。
「腐れ縁」とは?
「腐れ縁」は「くされえん」と読みます。
意味は「離れようとしても離れられない、好ましくない関係のこと」です。
自分にとって良くない関係と思い、断ちたいと思っても簡単に断てなかったり、いつの間にかつながっている関係のことです。
「腐れ縁」の言葉の使い方
「腐れ縁」は名詞として「腐れ縁の仲間」などと使われます。
語源は「鎖縁(くさりえん)」という言葉で、「まるで鎖でつながれているかの様に、強い縁で結ばれている関係」という意味です。
どんなに遠くても、環境が違ってもつながっている強い絆のことで、悪い意味ではありませんでした。
ところが次第に「悪い仲間」に対して使われる様になり、「腐っても切れない縁」として使われる様になったのです。
「幼馴染」とは?
「幼馴染」は「おさななじみ」と読みます、意味は「子供の頃に親しくしていて、今でも続いている関係のこと」です。
男女に関係なく、小さい頃から知り合っていて、親しんでいた人のことです。
「幼馴染」の言葉の使い方
「幼馴染」は「幼馴染み」とも書きます。
語源は文字通り「幼い頃からの顔馴染み」が省略された言葉で、「顔を見知っていて、今でも続いている関係」を表します。
大人になってから使う言葉であり、幼少時代には使われません。
「腐れ縁」と「幼馴染」の違い
「腐れ縁」は「離れようとしても離れられない、好ましくない関係のこと」です。
「幼馴染」は「子供の頃に親しくしていて、今でも続いている関係のこと」です。
「腐れ縁」の例文
「腐れ縁」の例文は以下の通りです。
・『彼とはブラック企業仲間の腐れ縁だ』
・『嫌な仕事をする時には腐れ縁の上司が必ず一緒だ』
・『悪友とは腐れ縁だがいないと寂しい』
「幼馴染」の例文
「幼馴染」の例文は以下の通りです。
・『幼馴染の女性と結婚する』
・『久しぶりに幼馴染に会って変貌にびっくりする』
・『彼とは故郷で一緒に遊んだ幼馴染だ』
まとめ
今回は「腐れ縁」と「幼馴染」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。