この記事では、「へべす」と「かぼす」の違いを分かりやすく説明していきます。
「へべす」とは?
「へべす(平兵衛酢)」とは、ミカン科ミカン属に分類されている常緑低木で、香酸柑橘類の一種です。
「へべす」は「へべず」とも言います。
英語表記は「Hebesu」です。
「へべす」の原産は、日本の宮崎県日向市です。
江戸時代に長曾我部平兵衛(ちょうそかべ へいべえ)さんが、近くの山で自生しているのを発見し、自宅で栽培したことが由来となっています。
「へべす」の果実は食用に利用されていて、収穫時期は8月〜10月頃です。
果実は球形で緑色ですが、熟すと黄色くなります。
果実の重さは35g〜80gほどあります。
「かぼす」とは?
「かぼす(香母酢・臭橙)」とは、ミカン科ミカン属に属している常緑低木や小高木で、柑橘類の一種です。
標準和名は「カボスキシュウミカン」で、大分県の特産です。
「かぼす」の開花時期は5月〜6月頃で、5弁花で白色の花が咲きます。
また、果実は8月〜12月頃になり、この時期に収穫されます。
果実は球形で緑色ですが、熟すにつれて黄色に変化していきます。
「かぼす」の重さは100g〜150gくらいあります。
「かぼす」の果実や果汁が食用になっています。
「かぼす」の別称には、「かぼすゆ(香母酢柚)」、「シャンス」などがあります。
また、「かぼす」の英語表記は「Kabosu」になります。
「へべす」と「かぼす」の違い
「へべす」と「かぼす」の違いを、分かりやすく解説します。
「へべす」は「かぼす」よりも一回り小さく、種子が少ないです。
また、「へべす」は「かぼす」に比べると、皮が薄く、ジューシーでまろやかな酸味が特徴です。
「へべす」と「かぼす」にはこれらのような違いが見られます。
まとめ
今回は「へべす」と「かぼす」の意味や違いなどについてご紹介してきました。
「へべす」と「かぼす」、それぞれの言葉の意味や違いを知ることで、より適切に使えるようになるでしょう。