「露結」と「結露」は間違いやすい言葉として知られています。
この記事では、「露結」と「結露」の違いを分かりやすく説明していきます。
「露結」とは?
「露結」は「つゆむすび」と読む言葉であり、こちらは紐の結び方を示す時に使います。
「露結」は狩衣(かりぎぬ)や直垂(ひたたれ)の袖を結ぶ際に使います。
「露結」はひらがなで「つゆ結び」と書くことが可能であり、2本のひもを小さな結び目でつなぐのが特徴です。
「結露」とは?
「結露」とは「けつろ」と読む言葉であり、こちらは物体や物質の表面に大気中の水蒸気が凝縮する現象を表します。
「結露」は冬に起こることが多く窓ガラスやアルミサッシの表面に発生します。
「結露」は断熱性能が高い断熱サッシや複層ガラスを使うことである程度防ぐことが可能です。
「結露」は物体や物質の表面以外にも木材や壁の内部に発生する場合もあり、こちらは木材や断熱材を劣化や腐敗させてしまいます。
「結露」は冬以外にも夏に発生するケースもあり、こちらは窓の外や屋外に結露が発生するのが特徴です。
「結露」の予防方法には換気や除湿、断熱や暖房などが有効です。
「露結」と「結露」の違い
この2つの言葉は同じ漢字を使っていますが、意味は全く違います。
「露結」は紐の結び方を示す言葉であり、「結露」は大気中の水分が凝縮する現象を示す言葉です。
「結露」は冬に発生することが多く、様々な対処方法が存在します。
「露結」の例文
・『おばあちゃんから露結を教えてもらいました』
・『露結が綺麗な狩衣ですね』
「結露」の例文
・『結露対策として水滴吸収シートを付けました』
・『断熱性の高い木材を使っているので、結露は少なくなりました』
まとめ
「露結」は紐の結び方を示す言葉であり、古い衣装などに使われています。
「結露」は冬の窓に水滴が付く現象として有名であり、大気中の水蒸気が凝縮することによって発生します。