この記事では、「離職中」と「無職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「離職中(りしょくちゅう)」とは?
まず、「離職」は「職務から離れること」や「退職や失業が原因で職務から離れること」を意味する言葉です。
そして、「離職中」は「自己都合による退職や会社都合による退職、会社の倒産、リストラ、懲戒解雇などにより職務から離れている状態」という意味合いを表しています。
「離職中」の使い方
「離職中」は名詞として使われています。
「無職」とは?
「無職」は「定まった職がないこと」や「特定の職業に就いていない状態」などの意味合いを表す言葉です。
「無職」の使い方
「無職」は名詞として使われています。
「離職中」と「無職」の違い
「離職中」は主に「それまで会社に勤めていたけれど、何らかの事情により、今は職務に就いていない状態」のことを指します。
対して、「無職」は「職に就いていないこと」という意味を指します。
基本的に「職務に就いていないこと」を表す場合は「無職」を用いるケースが多いですが、転職関係では「離職中」を用いるケースが多いようです。
「離職中」の例文
・『前の会社を一旦退職して転職活動をしているため、私は現在、離職中の身である』
・『転職エージェントサイトにて、離職中の人向けにオンラインセミナーが開催される予定だ』
・『離職中であることを証明するための書類を集めなければならない』
「無職」の例文
・『万が一、大きな病気になったら無職になってしまうのではないかと不安になった』
・『彼は半年ほど無職状態であったが、その後、転職に成功し、社会復帰した』
・『彼女は無職期間を利用して世界旅行をしたらしい』
まとめ
「離職中」と「無職」はどちらも主に「職務に就いていない状態」を意味する言葉です。
したがって、2語は類義語の関係に当たると解釈できます。
一般的には「無職」が用いられますが、転職関係では「離職中」の表現が多く用いられているということでした。