この記事では、「サラマンダー」と「サンショウウオ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サラマンダー」とは?
サラマンダーとはヨーロッパに伝わる火を司る精霊で、トカゲの形をしています。
英語の「Salamander」をそのまま日本語読みした言葉になります。
サラマンダーは火の中に棲んでいて、体は冷たいので火を消すことができるといわれていました。
サラマンダーは架空の生き物ですが、様々な漫画や映画、小説などに取り上げられています。
また、両生類のうち有尾目に属する生き物もサラマンダーと呼ばれます。
「サンショウウオ」とは?
サンショウウオとは、両生網・有尾目・サンショウウオ科に属する生き物のことをいいます。
サンショウウオを漢字で書くと「山椒魚」となります。
名前の由来は山椒のような匂いが体からすることにあります。
イモリに似た姿をしており、皮膚には鱗がなくて粘膜に覆われています。
ハコネサンショウウオやヒダンサヨウウオ、オオサンショウウオなどの種類があります。
オオサンショウウオは体が大きく、世界最大の両生類として国の特別天然記念物にも指定されています。
「サラマンダー」と「サンショウウオ」の違い
サラマンダーはヨーロッパに伝わる架空の生き物を指す場合と両生類・有尾目に属する生き物を指す場合があります。
サンショウウオも有尾目に含まれているので、サンショウウオを英語にするとサラマンダー(Salamander)になります。
ただし、Salamanderにはサンショウウオ以外にもイモリの仲間も含まれています。
陸で生活することが多いものをSalamanderと呼び、水辺で生活することが多いものをnewt(ニュート)と呼び分けていたりもします。
ニュートは日本語だとイモリに該当します。
まとめ
サンショウウオを英語にするとサラマンダーですが、サラマンダーにはサンショウウオだけではなくイモリの仲間も含まれます。
また、サラマンダーは架空の生き物であるトカゲの姿をした火の精霊を指す場合もあります。