「アラビア」と「アラブ」の違いとは?分かりやすく解釈

「アラビア」と「アラブ」の違いとは?違い

この記事では、「アラビア」「アラブ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アラビア」とは?

アラビアは、Arabiaとも表記可能な言葉です。

この言葉は、アラブの土地という意味を持っている古代ギリシャ語が由来となっています。

アラビアは、アジアとアフリカを繋ぐ様な位置にある巨大な半島の名前として使われているのです。

アジア大陸の南西部に位置しており、紅海やペルシャ湾、アラビア海等に囲まれている世界最大の半島となっています。

そんなアラビア半島は、大部分が砂漠であり、石油埋蔵量が非常に豊富な地域としても知られているのです。


「アラブ」とは?

アラブは、Arabとも表記出来る言葉となっています。

この言葉は、砂の民や遊牧を行う人といった意味を所有しているのです。

故にアラブは、元々はアラビア半島に住んでいてアラビア語を母国語とするアラブ人を示す言葉となっています。

他にもそういったアラブ人が住む、UAEやイラク、イエメン等のアラブ諸国を指す言葉としても用いられているのです。

或いは、少し変わった意味では馬の1品種を表現する言葉としても使用されています。


「アラビア」と「アラブ」の違い

アラビアとアラブの文字表記を比較すると、ビアとブという文字の違いがある事に直ぐに気付けるものです。

所が最初の2文字は同じアラであり、同じ様な印象の言葉として混同してしまう人が少なくありません。

とはいえ表現する意味には違いがあり、アラビアは、アジア大陸の南西部にある世界最大の半島の名前を表すのです。

もう一方のアラブは、主にアラブ人やアラブ諸国を示します。

まとめ

2つの言葉には共通する文字があるだけでなく、似た様なイメージを抱く人が珍しくないためごっちゃになる恐れはないとは言えません。

ただし言葉の意味自体には相違点があるので、そこを把握しさえすればきちんと使い分け可能です。

ちなみにアラビアは、アジアとアフリカ繋ぐ位置にあるアラビア半島を意味する言葉として使われています。

対するアラブは、元来アラビア語を母国語とする民族であるアラブ人や、その様な人々が住んでいるアラブ諸国を示す言葉として用いられているのです。

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