FGシリーズをスケールダウン?
この記事では、YAMAHA(ヤマハ)ギター「JR2」と「JR2S」の違いを分かりやすく説明していきます。
「JR2」とは?
2011年6月に発売されたいわゆるミニギターだと言っていいでしょう。
モデルは日本国産として初となるアコースティックギター同社の『ヤマハFG』です。
同モデルをインスパイアしたスティール弦ミニ・フォークギターになります。
1988年に『FG』をミニ・フォークギター化した「FG JUNIOR」が販売。
本商品も『FG JUNIOR』ブランドとして発売されており、全長こそわずかに大きくなったものそのコンセプト自体は変わっていません。
ただし「APX-T12」等の様にそのまま『APXシリーズ』をスケールダウンさせたものではないと言えるでしょう。
「JR2S」とは?
先行した「JR2」から遅れる事半年経過して販売されたのが「JR2S」になります。
後発商品として発売されていますが、主な違いとはしては本体の表板がスプールス単板で作られていることでしょう。
YAMAHA(ヤマハ)ギター「JR2」と「JR2S」の違い
「JR2」と「JR2S」の違いを、分かりやすく解説します。
「JR2S」は発売日に約半年の違いがある後発商品のため「JR2」との差別化が図られています。
値段の差は発売当初の希望小売価格では5000円程度勝っており、いわば上級モデルだと言ってかまいません。
価格の違いは全て表板にスプールス素材の単板を使ってある事だと言えるでしょう。
前者はスプールス素材の合板でした。
一般向的にギターの表板は単板の方がよく振動するため音が良いとされています。
この事から「JR2S」はより音にこだわりがコンセプトと言えるでしょう。
ただし耐久性は前者に劣るのはどの木材でも共通。
何の気なしに木目に衝撃が加わり割れてしまうリスクがあります。
まとめ
YAMAHAのギター「JR2」と「JR2S」の違いは表板が単板か合板かの違いだけです。
後者の方が値段が高く単板でより音に拘った上級モデルである一方で、ちょっとしたアクシデントで表板が木目に沿って割れるリスクがあります。
木材はスプールスで共通、カタログスペックも変わりませんから、違いはこの部分に集約されていると言ってかまいません。